深夜4時


ベッドの中であなたの背中を思い出す

抱きしめたくなったのも
縋りつきたくなったのも
泣きたくなったのも
最後に見たのも
私より、少しだけ広い背中

眠るとき
一緒にいるとき
気づかないうちに
私に向けられていた背中

枕を抱きしめても虚しいだけなのに
一度思い出すと、止まらない、思い出
眠れない、夜