空


透き通るような薄水色のガラス瓶のように
泡盛を飲み終えた藍の琉球グラスのように
綿雲がひとつ浮かぶ真昼の青い空のように
青白い三日月が雲間に泳ぐ真夜中のように

飴細工のように壊れやすい空っぽの私の心